さわおとケンジ 『再会モノローグ』 

発売日:2024年4月3日(水)

品番:BUMP-136

価格:税込¥1,200(税抜き価格¥1,091)

レーベル:DELICIOUS LABEL

<収録曲>

  1. 再会モノローグ
  2. Ride the dragon!
  3. small talk

※初回限定購入者特典「さわおとケンジ」特典映像URL封入 (有効期限:2024.12.31迄)

 

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また、 山中さわお “I’m going crazy tour”各会場

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2023年11月7日 スタジオで藤井君に偶然会った。

そこで立ち話をしてね「やる事が無い」て言ってたから、それなら久しぶりに一緒にやりたいなって思い、その日の夜に曲を書いてみた。98年にしばらく遊びのバンドをやってたんだよオレ達。

連絡して、その旨を伝えたら喜んでくれてね、だから軽いのを更にもう1曲書いた。歌詞も2曲とも同時に書き上げていた。

さぁ録ろうって、12月6日から二人でスタジオ作業する予定だったけど、急にチバ君の訃報が届いて、それどころじゃなくなってレコーディングは延期。

 

年が明けて24年1月28日、レコーディングを始めた。その夜にまた1曲書いた。短いパンクロックを。 計3曲だ。

 

藤井君は曲全体のビジョンをはっきり持っていて、ギターのフレーズ以外にも斬新なアイディアをどんどん提案してくれて面白い。プロデューサー向きなんだね。最高だったな。自分より細かくて、しつこい人に初めて会ったかも。ふふ。最高だよ。

 

これはオレと藤井君の友情の証。26年ぶりに一緒にロックを鳴らしたんだ。

 

the pillows  山中さわお

 

 

 

2023年11月7日、

久々に旧友に会ってホッとしたのか、普段なら暇でもちょっとは仕事ある素振りを見せるけど、この日は「やる事がなくてさ、、、」世界の終わりに吹く風のような深いため息と愚痴をこぼした。

 

2011年にオレがバースディに加入した時、1番喜んでくれたのは、他ならぬさわお君だった。

さわお君とは26年前に遊びのバンドだったけど、ライブやったり音源作ったりしてたことがあって、

当時バンドやりたいフラストレーションで頭がパンパンだったオレの心情をさわお君はわかってくれてて、飲みに行ってはそんな話をしてた。

しばらくして、そのバンドも夢まぼろしのごとく消え、メンバーも元の鞘に収まるように其々の現実に帰っていった。

それから何年も経って、オレが渋谷系から離脱し、流れ流れてロックの一丁目に辿り着いたのを、少し痛快に思ってくれたのかもしれない。

 

「曲を書いたから、気晴らしに一緒にやらない?」3日と空けずに連絡をくれた。ありがたかった。

気晴らしにって、、その言葉も、あの頃と何も変わらない友達としての優しさに満ちていた。

 

やる事があるって、こんな前向きになれるんだね。

 

The Birthday フジイケンジ